奥深い灘五郷の歴史をご紹介します

 

奥深い「灘五郷」の歴史を三つのポイントで解説。旅する前に読むことで見える景色が違って見えてきます。
 


 

=灘五郷とは=

西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの地域からなる灘五郷は現在の兵庫県神戸市から西宮市にわたる瀬戸内海沿岸部に栄えた酒どころで清酒生産量で全国1位を誇っています。

 

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=灘の酒の三要素=

灘の旨い酒を育んできた三大要素は「水」「米」「技」。酒造りに適した風土ゆえに名だたる酒造メーカーと全国区の日本酒ブランドが誕生したのです。

(1)宮水
江戸時代末期に西宮市で発見された「宮水」はリンやカルシウム、カリウムなどを多く含む硬水で豊富なミネラルが麹菌や酵母の栄養分となり、酒の色と風味を悪くする鉄分をほとんど含まないために酒造りにとって最良の条件を備えた水でした。

(2)山田錦
灘の酒の原料となるのが兵庫県産の「山田錦」。大粒で米粒の中心にある心白というデンプン質が大きいことから最高の日本酒を生み出す原料として評価さえrています。この山田錦の生産地に近いことも灘五郷の酒蔵の強みだったのです。

(3)丹波杜氏
良い酒を生み出すには酒造りの長である「杜氏(とうじ)」の存在が欠かせませんが、灘五郷の背後にそびえる六甲山の北部に位置する丹波地方出身の杜氏が硬水による酒造に長けた存在であったことから、優秀な人材を確保することができました。

 

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=灘五郷の歴史=

伝承によると室町時代には灘地方での酒造りが始まっていたそうですが、灘五郷が台頭してきたのは江戸時代の中期以降です。海に面した酒造エリアの地の利を活かして海路を使って樽廻船問屋が江戸に輸送できたことが全国区となる大きな要因となり江戸後期には江戸の町の酒流通の8割を占めたそうです。

その後明治維新後の制度改革や昭和の戦時酒造統制などの危機を乗り越えて発展した灘五郷は、グローバル化と日本食ブームを追い風に世界各国で愛される「SAKE」を提供するまでになりました。


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